大阪 光ゴム工業株式会社

ゴム接着・色づけシリコーンゴム等の多品種・小ロット生産

天然ゴムのお話

天然ゴムのお話

主に自動車タイヤの原料として使われている天然ゴムは、もともとメキシコからアマゾンの熱帯地域に育成しているHevea Brasiliencisと言う種類のゴムの木を当時のイギリス人が、ヨーロッパに持ち帰り、東南アジアにて栽培を始めました。今では、タイ、インドネシア、マレーシアで世界の多くのゴムの木が生産されています。ゴムの木の栽培は、このあたりの熱帯地域でしか栽培できません。最近では中国をはじめとする資源争奪戦が始まり、材料価格も年々上昇傾向にあります。

このゴムの木の樹皮に傷をつけ出てきた樹液を採取し、凝固させたものが天然ゴムです。ゴムの木の栽培が可能な地域は、北緯20度から南緯20度の地域で、年間降雨量が2500mm以上あるところなので、どこでも育つわけではありません。
天然ゴムは、木が育つ時に二酸化炭素を吸収し、ゴムの樹液が取れなくなった後は、木材資源としても使う事が出来る事から地球環境に良い資源と言えます。
近年、中国やその他の途上国における産業の発展からゴム需要が増えつつあり、資源が徐々に足りなくなってきているようです。今後の石油資源問題やゴム需要の増加からもますます天然ゴムは大切な資源となっていくと思われます。

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